黒羽音響技研の実験室

黒羽音響技研のブログになります。 日常のことを書いていきます

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

マイク・プリアンプって何? -Vol.1-

こんばんわー!
いよいよ寒い寒い冬が本格化してきた感じです。
先日は八王子に居たのですが雪が降っていました…
いやぁ、本当に寒いですねー。

さて、今回はマイク・プリアンプの話をしていこうと思います。
これから3回程度はマイク・プリアンプの話をしていきます。
初回の今日は概要を書きます。


■マイク・プリアンプとは何か?
1:高増幅度の増幅器
マイク・プリアンプとはマイクから出力される微小な信号を増幅しラインレベルと呼ばれる基準電圧である
1.23[V]程度まで増幅するものになります。

一般的なミキシング・コンソールや一部のオーディオインターフェイスには必要十分な増幅度を持った
ヘッドアンプと言われる増幅器が搭載されているためマイク・プリアンプを別途用意する必要が無いこと
が多々あります。

しかしながら、USB接続のオーディオ・インターフェイスで外部電源を持たないものなど一部の製品では
雑音が大きく使用に耐えない物や他の事情により扱いにくいものなどがあります。
その他に音の好みから使用される場合もあります。

一般的に感度の低いとされるマイクは1[mV/Pa]という感度ですので大体の条件でラインレベルを得る
には2500倍程度の増幅度が必要になります。


2:ファンタム電源の供給
一般的なダイナミック・マイクを使用する場合は必要ないのですがコンデンサ・マイクやアクティブ・マイクの
場合にはマイクを動かすための電源が必要になります。
この電源をファンタム電源と呼び、一般的な物ではXLRコネクタを用いた平衡伝送路を用いて48Vの電源を
供給します。

2011-12-19-4.jpg


3:その他
此処に書く内容は必ずしもマイク・プリアンプに搭載されているわけではありませんが付加機能としてよく見か
ける物を挙げます。

●Phase
Phaseやφというスイッチが付いている機種があります。
このスイッチを押すことによりマイクからの信号の位相を180°ずらす、つまり逆相にすることができます。
多数のマイクを使用した際に収音した音が逆相になり他のチャンネルの音を潰してしまう時などに使用します。
ボーカルのみを録る時などマイクを1本しか使用しない場合では使用しません。


●パラメトリック・イコライザ
最低2つ以上のツマミで構成されたイコライザになります。多くの場合は低音、中音(任意の周波数帯)、高音の
3つのツマミで調整することの出来るイコライザになります。

マイクの癖を取ったり音作りに利用します。
例えばSHUREのSM58をオフマイク(音源から遠ざけて)で使う場合には低音を少し上げて使ったりします。

余談ですが、SM58はハンドマイクとして作られているので近接効果による低域の増大を避けるように作られているのでオフマイクの場合は低音が足りないように感じます。

2011-12-19-3.jpg



●レベル・メーター
入出力の状態をLEDやアナログメーターを使って表すものです。
入出力の飽和を監視したりする場合などに使用します。

2011-12-19-2.jpg     2011-12-19-1.jpg



■マイク・プリアンプの初段による種類
マイク・プリアンプの最も最初の入力側に使う素子の種類によって3種類に大別できます。
此処では、それぞれの概要とメリット・デメリットを書きます。

1:トランス・インプット型
マイクからの信号をマッチング・トランスを用いて受ける方法です。
トランスを使用することでファンタム電源の供給が出来る他、入出力を絶縁することができます。

メリット
増幅度を取りやすく理論的に雑音や損失が無い

デメリット
金属の塊なので重い
高価
不整合時には特性が暴れやすい


2:コンデンサ・インプット型
マイクからの信号をコンデンサを還して受ける方法です。
コンデンサにより直流信号がカットされるのでファンタム電源の供給が可能です。

メリット
トランス・インプット型よりも数倍安価
軽い

デメリット
増幅度や雑音特性は後に付ける増幅器によって全て決まる


3:受動素子へ直接接続する
オペアンプやトランジスタ等の受動素子に直接マイクからの信号を入力する方法です。

メリット
トランス・インプット型よりも数倍安価(トランスを入れる位置に何も入れないので)
軽い
入力インピーダンスを高く取れる

デメリット
ファンタム電源の供給をできない(直流が入力されるので出力に直流が出てしまう)
ダイナミック・マイク専用機になってしまう
増幅度や雑音特性は後に付ける増幅器によって全て決まる




と…
実に中途半端なところですが一旦ここで切ろうと思います。
次回は続きとして内部構成にもう少し踏み入ったことを書こうと思います。

それでわ!!



スポンサーサイト

テーマ:テクノロジー・科学ニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2011/12/12(月) 03:41:23|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<マイク・プリアンプって何? -Vol.2- | ホーム | Make:TokyoMeeting07遊びに行ってきました>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kstlab.blog90.fc2.com/tb.php/78-188fb41c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒羽トア

Author:黒羽トア
初めましての方初めまして!
こんにちわの方こんにちわ!
コミケでヘッドフォンアンプのキットを頒布していたりする黒羽音響技研のトアです。

こちらの方はブログになります。
日常のこと、ちょっと気になった技術ネタ等を書いていこうと思っています。

よろしくお願いします!

■黒羽音響技研ホームページ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSリンクの表示

最新記事

最新コメント

カテゴリ

未分類 (0)
日記 (90)
PCB (2)
電子回路基礎 (3)
製作 (13)
緊急 (3)
連絡 (18)
設計 (5)
エンベデッド (3)
工具マニアックス (1)
部品マニアックス (3)
遠征 (1)
測定 (1)

検索フォーム

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。