黒羽音響技研の実験室

黒羽音響技研のブログになります。 日常のことを書いていきます

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

追憶のネットワーク編

こんばんわ!
連続投稿です。

どんなに優れたユニットでも複数のユニットを使うとディバイディングネットワークで良くも悪くもなる…
追憶のネットワーク編はじまります。


先日、シミュレーター上で組み上げたネットワークの定数が間違っていたので、まずは正しい回路図を掲載します。

00初期ネットワーク

ユニットの構成としては、ツイーターにAurum Cantus G2Si、ウーファーにRIT YS137G-PSCを使用しました。
ネットワークの構成としてはツイーターを2次のハイパスフィルターで2500Hzでクロスさせ、ウーファーはバッフルステップ補正回路を入れました。
そのためユニットが2つ搭載されていますが、1.5Wayとして組んでいます。

01初期ネットワーク

お金に余裕ができるまではケースに入れずにむき出しで使うように、綺麗に配線を心がけました。
ネットワークの配線に使用しているのは銀単線で半田はムンドルフの銀ハンダ(シュプリーム)を使いました。

こういう時以外、高価な線材とか使う機会がないです…

これで完璧!行けるぜ!
とかまぁ、思っていたのですがホワイトノイズで測定したところ特性が本当に酷い…

ツイッター上でホワイトノイズじゃなくてピンクノイズじゃないとダメだよというアドバイスを受けて測りなおした結果がこちら。

00初期特性

2kHzにディップができていて残念な感じです…
その後、ツイッター上で沢山のアドバイスをいただき

02改造

手持ち部品で何とかかんとかツイーターのクロスを3kHzにしてみたり
ウーファーに5kHzのディップフィルターを入れてみたり
トライアンドエラーを繰り返すこと数時間…
なんとかまともな感じになったので、バイト明けに麻布オーディオでネットワーク部品を購入しました。
ついでにウーファー側にいれるインピーダンス補正回路の部品も買ってみました。

帰宅後、ツイーターを3kHzクロスに変更したり、ウーファー側にインピーダンス補正回路を入れてみたり、外してみたり…

色々やってみた結果!

04改良後

2Wayに変更したほうが特性が良く出ました…

03完成

ダイナミックレンジを120でとっているので、本来より特性が綺麗に見えますが周波数特性と位相特性は以下のようになりました。

09-周波数特性

10-周波数特性

試聴する位置でマイキングをしたので、本当に自分専用な感じに仕上がりました!
久しぶりにスピーカーを製作しましたが、本当に面倒臭いのですが面白いです。
ネットワークはもはや沼だと思いますが、いずれはデジタルダイナミックプロセッサとマルチアンプでシステムを作りたいなと思っています。


08-運用

来週あたりに、スピーカーにアングルをつけるスタンドを作りたいと思っています。
それが終わったら、いよいよアンプの製作にかかります!


それでわ!!!


スポンサーサイト
  1. 2014/01/18(土) 19:47:55|
  2. 製作
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黒い箱

こんばんわ!


前回の更新から1週間以上開いてしまいました…
前回までのBasta!でのシミュレーションの結果を踏まえてスピーカーを製作しました!

今回は、記事が長くなりそうなのでエンクロージャー製作とディバイディングネットワーク製作に分けて記事を書きます。

ここでは黒い箱… エンクロージャーの製作の話をします。


今回も例によって東急ハンズ新宿店で木材の切り出しを行っていただきました。
以下に加工受付で添付した図面を掲載します。
木材と加工費の合計は6千円ぐらいでした。

00切り出し1

00切り出し2

図面をクリックすると大きな画像が開きます。
東急ハンズにも一定の加工限界や決まり事があります。
そのため、丸穴や角穴のクリアランスが最低でも10mmはほしいとの事だったので初日に図面を持ち込んだ際は加工不可能ということで出直してきました。

この図面では修正していますが一部の木材の寸法をプラスに誤ってしまったので、後日レシートと正しい寸法を記載した局所図面を持って行き追加加工していただきました。
東急ハンズではレシートが有れば、端材等を後日でも加工してくれます。

ハンズに行った際にボンドも購入してきました。

01ボンド  

フランクリンのタイトボンドです。
割りと有名なボンドで、オープン時間5分、クローズ時間10分、クランプ時間20分という非常に高速に作業ができるボンドです。


オープン時間:木材にボンドを塗布してから貼り合わせるまでの時間
クローズ時間:張り合わせた後に動かせる時間
クランプ時間:荷重やクランプなどで固定する時間
○完全硬化まで24時間は掛かりますので、次の作業に移るまでの時間として見るのが良いと思います。


今回はシミュレーターとの整合性を高めるために、スピーカーユニットとエンクロージャーに段差を付けないように深ザグリ加工をしたかったのですが、東急ハンズ新宿店ではドリルビット以上の径では深ザグリが出来ません。
そのため、厚さ5.5mmと厚さ9mmのMDFを別々に加工して貼り合わせることにしました。

04バッフル断面  05バッフル追加工

ユニットを合わせこんでネジ穴を決めたかったたネジ穴に関しては自分で穴を開けました。

背面の板にはカーラッピングフィルムを貼り付けた後にスピーカーターミナルを取り付けました。

03裏側

スピーカーを自作する都度、見た目がMDFだといかにも自作であまりカッコヨクないなと思っていたので、ネット通販で中国製の安価なカーラッピングフィルムを購入しました。
屋外で使用できないとのことなので厳密にはカーラッピングフィルムではないと思います。

02カーラッピングフィルム

貼り付けるものよりも大きめにカットして、木材にスクィージーを使いながら貼り付けます。
角や曲面ではヒートガンを当てながらゆっくり伸ばしていくと綺麗に貼ることが出来ました。
余ったフィルムはデザインナイフでそぎ落として完成です。
※断面が少しベタつくので完璧な素材とは言えないかもしれません。3Mのダイノックシートとかなら違うのかな…

バッフルに貼り付け、穴に合わせてカットすると左のようになります。

06バッフルラッピング  07バッフルラッピングやりなおし

ヒートガンでうまく折り込んでもいいのですが、穴の側面に黒色の塗料で塗装したものが右になります。
小型のハケ付きの塗料で塗るだけなので、折り込むよりも圧倒的に楽です。

08仮組み

ボンドを使わずに仮組みしてみて大きさが間違っていないことなどを確認してから、ボンドを使用した組立をはじめます。

09組立1

11組立2  01ドットシタン

L字クランプを購入してきましたが、結局出番がありませんでした…

今回は9mmのMDFを使用し、比較的コンパクトに収めたかったので箱なりを防ぐために円柱状に加工されているシタンをエンクロージャー内部に多数貼り付けてみました。

11貼り付け

今のところ、極端な箱なりはしませんがドットシタンを使ったおかげなのかは今ひとつ不明です。
続いて、ポリエステル製の吸音材を入れてバックパネルとバッフルを貼りあわせていきます。

12詰め込み

13組立3

リボンツイーター用のバックキャビネットは本来不要といわれていますが、念の為に設けました。
ついでなので、吸音材をめいいっぱい入れてアコースティックエアサスペンションを狙います。

14詰め込み

15組立4

手早く確実に仕上げて、重石を乗せておきます。
荷重をかけると側面からボンドが滲み出てくるので、使い古したタオル等の毛羽立ちにくい物で拭き取っていきます。
この際に水拭きにするのですが、かたく絞ったほうが扱いやすいです。

念の為に、この最後の張り合わせ時間は1時間取りました。
この間に、ウーファーとツイーターの面をバッフルに揃えるためのスペーサーをフェルトで製作しました。

10スペーサー

OLFAのサークルカッターと穴あけポンチを使用すれば比較的簡単に製作できます。
サークルカッターでも、円状の刃のものでないと毛羽立ちますので注意してください。

最後に紙やすりで表面を整えて、おがくずを綺麗に拭き取ってからカーラッピングフィルムを貼り付ければエンクロージャーの完成です!

16仕上げ

途中で少しシワが出来た場合などは貼り直すか、小さな場合はヒートガンで温めて伸ばしました。
角の部分もヒートガンで温めて他の面のフィルムと溶着するように何とかしました…

18全体図

スピーカーユニットをフェルト製のスペーサーを入れてエンクロージャーに固定します。
全てのネジ穴には爪付きナットを打ち込んでおいたのでM4のステンレスネジを使用しました。

外観がCFRPに見えるのとウーファーが黄色いので、ぱっと見カッコイイ気がします。


次はネットワークの製作です!!

  1. 2014/01/18(土) 19:15:20|
  2. 製作
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

サブウーファーを作っていた

こんにちわ!


意識はしていたのですがブログの更新が疎かになっていました…
IXIOMの委託は現在打診中ですので、今しばらくお待ちください。

さて、夏休みの間は海に出かけることもなく見事に日焼けしました。
日中に外で木工をしていると結構日焼けするものなんですね。

今回、製作に参加させていただいたPA用サブウーファーはJBL2242Hを用いた物になります。

材料手配などを除いて作業は5日間で行われ、塗装を除く4日間に参加させていただきました。
初日は大遅刻してしまい、到着した段階で箱がほとんど完成していました。

IMAG1164.jpg

IMAG1168.jpg

初日の日が暮れる頃に、取り敢えずウーファーを固定して音を出したところ、2X4で枠をつくり補強しているにも関わらず盛大に箱なりをしました。

2日目に補強を見直し、2X4のフレームに対し2X4の木材を更に追加し、縦に入る補強も導入しました。

IMAG1202.jpg

IMAG1203.jpg

この日は、バッフル板の穴あけ位置が不正確であったため、
音出しを断念しましたが4日目と5日目に調整しなんとか完成まで持ち込みました。

IMAG1248.jpg

IMAG1226.jpg


製作するきっかけとなったのは、八王子DJ練習会の際に低音の出が今ひとつであったことです。
しかしながら、実際に製作してみてとてつもなくパワーは出るものの非常に重いです…

夏の工作としては大きい物を作れたので非常に満足です。

10月は学園祭で八王子DJ練習会のクラブイベントを行うことになっています。
ブログのほうで告知するので、興味があればぜひ来ていただきたく思っております。
八王子DJ練習会へのリンク




  1. 2013/09/09(月) 06:03:46|
  2. 製作
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ICE POWER 1000ASP覚書

こんばんわ
早くも不定期に戻ってしまいました…


さて、今回は半年ぐらいまえから放置していた1000ASPを組み込んだアンプを完成させようと製作を続けています。
今回は1000ASPの電源回路のEMIフィルター以降にある整流・平滑回路に主眼を当てて書いていこうと思います。

1000ASPにはヒューズの挿入方向で使用する商用電圧の選択を行うように出来ています。
電圧の大きさを監視して云々…
というような複雑な回路構成はとっておらず、以下のように完結かつ合理的にまとめられています。

057.jpg

回路を追いつつ感心したのですが、整流・平滑回路以降に接続されているDC-DCコンバータは230Vの商用電源を利用することを前提として設計されていて、115V入力の際には倍電圧整流を行うようになっています。

230V入力の際には全波整流を行い直列に接続された平滑コンデンサ群で平滑を行います。
つまり、実装されているコンデンサの容量は半分になり耐圧は倍になります。

115V入力の際には倍電圧整流を行います。
そのため、平滑コンデンサの耐圧は200Vと230Vを直接扱うよりも小さくなっています。

今回製作しているアンプは平滑回路のコンデンサ容量を大きくしている改造と整流回路のダイオードを取り外しセミクロンの大きなダイオードを使用しています。
入力電圧は100Vなので倍電圧整流を行うため2個のダイオードで済んでいます。


115V入力よりも230V入力の方が音が良いと言われるのは倍電圧整流を使用するためリップルが多く発生するからとも考えられます。
もっと行くと交流230V入力よりも直流300V入力の方が音が良いと言いますが…

最大パワー付近を出力する用途ではオススメしません。
これは整流ダイオードが比較的小型な事から連続電流にはあまり大きな耐量がないためです。
交流のように周期的な変化を持つ電圧ならばダイオードの許容電力を上回ることはありませんが、直流のように連続した電圧の場合は定かではありません。

もし、直流300V入力を行なって最大パワー付近を出力したい場合は1000ASPに搭載されているダイオードブリッジを回避させるほうが良いと考えられます。
※改造はリスクを伴うので自己責任の基で行なってください。


ともあれ、改造しながら言うのも変な話ですが1000ASPは電源と入出力の配線だけで1000Wの出力を得られる手軽さがメリットの製品だと思うので深入りしすぎるのも…

以上、覚書までに



  1. 2013/02/25(月) 03:41:11|
  2. 製作
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

矩形波はデューテー50%で方形波はデューテーに依らない

こんばんわ…
先日はなんとなくな文章を書き連ねた感じでしたが今日から元に戻ります。


さて、電源回路の評価を行う時に負荷装置があると便利です。
一般的な電子負荷があるととても便利なのですが、今回は少し違うものを作りました。
とは言ってもメーカー製の電子負荷には付いている場合もあります。

今回製作したのは10kHzの矩形電流波形をロードする電子負荷です。
平たく言うと過渡応答試験装置です。
要するに10kHzの周期で負荷をON/OFFする装置なのですが、以前作ったものは周波数を外部から
与えてやる必要があったため、実験が煩雑になってしまいました。

そこで、今回は5Ωの抵抗器を内蔵して被試験電源装置とオシロスコープがあれば実験が
行えるものを目指しました。
また、負荷試験装置が大きくても面倒なので電源はACアダプタを使用しました。

201209305_20120930052109.jpg

人生初の私的実用物でタイマーICである555を使用しました。
もともと74ICを使おうと思っていたのですがツイッターのほうで555を勧められたので、
結果が同じなら面白いものを使おうということでこうなりました。

回路図中には記載が無いですが負荷に用いる5Ωがセメント抵抗なことに加え配線インダクタンスが
影響したり、MOSのONが微妙にオーバーシュート気味だったりするので実際には5Ωの両端と
2SK2232のDS間に0.1uFのフィルムコンデンサを挿入しています。

積層セラミックコンデンサでも構いませんが10kHzの音を放ちます。
(仮組みの時よりもオーバーシュートが大きくなったため付けていたコンデンサを取ったら無くしてしまい
やむなく積層セラミックコンデンサを使ったら試験中に鳴くということが判明した次第)

それと、フォロワーさんからの情報ではジッタを減らしたい場合には5ピンとGNDの間に
1000pF~0.01uFのコンデンサを入れると良いそうです。

201209301.jpg

実際には上の写真のように組み立てました。
セメント抵抗が大きく基板に乗せると面積を喰ってしまうのでスペーサーとラグ端子で固定しています。
実際に作る場合にはスペーサーではなくスタンドオフ端子を使うと簡単でいいと思います。
セメント抵抗は発熱するためケースへピッタリとくっつけ、間に放熱グリスを塗布しました。


201209303.jpg

表面には入力端子と電流モニタ端子、パワーインジケータを取り付けました。
今回掲載した回路図の定数では入力は2Aが上限で、電流モニタは5V/Aの出力になります。


201209302.jpg

裏面にはスイッチとDCジャックを取り付けました。
過渡応答試験装置の電源は5VのACアダプタで供給しています。


201209304.jpg

上は実際に市販の直流安定化電源の過渡応答特性の試験を行なっている写真になります。
仮組みで試験を行った時と異なり、電流波形が多少リンギングしています。
これは配線長が長くなったためだと考えていますが…
スナバを見なおせばリンギングが抑えられるかもしれません。


と、ようやくマトモに電源の評価を行う準備の第一歩を歩んだ感じです。
次は必要最低スペックで簡単な電子負荷を作りたいと思います。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。
それでわ!


  1. 2012/09/30(日) 05:52:08|
  2. 製作
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

黒羽トア

Author:黒羽トア
初めましての方初めまして!
こんにちわの方こんにちわ!
コミケでヘッドフォンアンプのキットを頒布していたりする黒羽音響技研のトアです。

こちらの方はブログになります。
日常のこと、ちょっと気になった技術ネタ等を書いていこうと思っています。

よろしくお願いします!

■黒羽音響技研ホームページ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSリンクの表示

最新記事

最新コメント

カテゴリ

未分類 (0)
日記 (90)
PCB (2)
電子回路基礎 (3)
製作 (13)
緊急 (3)
連絡 (18)
設計 (5)
エンベデッド (3)
工具マニアックス (1)
部品マニアックス (3)
遠征 (1)
測定 (1)

検索フォーム

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。